ブラッシングするモデル写真

みなさんは歯磨きを1日何回していますか?

食後に磨くとすると、1日3回でしょうか?
最低でも1日1回は必ず磨かれていると思います。

歯周病予防の観点から見ると歯磨きは量より質です。

適当な歯磨きを3回するよりもしっかり時間をかけて丁寧に磨く1回の方が重要だと言われています。

プラークは24時間かけてつくられるので、その間に丁寧なブラッシングができれば問題はありません。
ただ、取り切れなかったプラークが「バイオフィルム」と呼ばれる細菌の膜を作り出すと簡単に落としにくくなり歯周病を悪化させてしまいます。

もしもし間違った方法で歯磨きをしていたら、時間をかけたとしても同じ部分だけきれいになるだけ、あまり意味がありませんよね。

今回はプラークが溜まりやすい部位別の、正しい歯磨きの方法をご紹介したいと思います。

プラークが溜まりやすい部分

プラークが溜まる要注意ポイント!
  • 歯と歯の隙間
  • 歯と歯茎の間
  • 奥歯の溝
の3か所です。ここを念入りに歯磨きするだけで歯周病になる確率は格段に下がります。

(正確には普通の歯ブラシでの歯磨きだけでは不十分です。部位に適したアイテムを、正しく組み合わせて使うことが大切です。)

 

歯の表面などは、食べ物を食べたりするだけである程度の汚れは落ち、さらに磨きやすいのであまり気にする必要はありません。

では、それぞれの部位の磨き方を見てみましょう。

歯と歯の隙間

歯と歯の間の磨き方イラスト
歯と歯の間は歯ブラシを縦に持って、ブラシのワキ部分を使って上下に磨きます。

当てた場所で20回~30回程度、力は入れずに小刻みに動かすようにして磨いてください。歯肉へのマッサージ効果もあり、歯周病に効果的です。

正直に言って、歯ブラシで磨くだけでこの部分を完璧にきれいにすることは難しいです。
この部分のプラークや食べかすを完全に取りきるには、以下のものを使うと良いでしょう。

デンタルフロス

デンタルフロスの写真

この細かいナイロン繊維が集まった糸が、歯ブラシでは届かない歯と歯の間の汚れを取り除いてくれます。

歯と歯の間に隙間が少ない場合に向いています。

歯間ブラシ

歯間ブラシの写真

針金にナイロンの毛を付けたもの、ゴムでできたものなどがあります。

柔軟に伸ばしたり曲げたりできるので、様々な形状に合わせることができます。
歯が抜けている部分など歯と歯の間が広い場合に向いているので、歯間が狭い場合はデンタルフロスを使用してください。

ジェットウォッシャー

ジェットウォッシャーの写真

クチコミで話題なのが口腔洗浄器「ジェットウォッシャー」です。
強力ジェット水流で歯に詰まった食べかすをはじき出します。モード切替も可能で、優しい水流にして歯茎のマッサージもできる優れモノ。

 

デンタルフロスと歯間ブラシの歯垢除去率のグラフ

引用元:公益財団法人ライオン歯科衛生研究所

 

このグラフが示す通り、歯ブラシだけではプラーク除去は不完全です。
歯ブラシでしっかり磨いたあと、仕上げにフロスや歯間ブラシ、ジェットウォッシャーを使用する習慣を付けると良いでしょう。

歯と歯茎の間

歯と歯茎の間の磨き方イラスト

歯と歯茎の間の磨き方ですが、健康であれば歯ブラシを歯茎に直角に当てて、5mm~10mmの幅で小刻みに動かして磨いてください。
歯周病で歯茎が弱っている場合、直角に当ててしまうと出血したり痛んでしまいますので、無理をせず優しい力で45度の角度で磨いて下さい。

歯ブラシの毛先が届きにくい部分ですので、先の細い歯ブラシを使って、毛先を入れ込むようにして磨くのがコツです。

先ほど歯間にはデンタルフロス等が有効だと書きましたが、歯と歯茎の間は歯間ブラシの方が向きます。

加齢とともにだんだん歯茎は下がってきますので、歯茎と歯の間に隙間ができて汚れが溜まるようになってきます。

デンタルフロスと歯間ブラシを部位によって使い分けるのが理想です。

私も前歯部分は歯間が狭いのでデンタルフロス、奥歯は歯間が開いているので歯間ブラシでケアをするようにしています。

デンタルフロスと歯間ブラシの使い分け方法のイラスト

引用元:公益財団法人ライオン歯科衛生研究所

奥歯の溝

奥歯の磨き方イラスト

奥歯は歯ブラシが入りにくいので、みがき残しがどうしても多くなります。
奥歯に入り込みやすいように、ヘッドが小さい歯ブラシがおすすめ。歯ブラシの全面を使って小刻みに磨くようにしてください。

特におすすめなのが「ワンタフトブラシ」と呼ばれる細かい部分を磨ける歯ブラシです。

ワンタフトブラシ(英:one tuft brush)とは、通常の歯ブラシでは磨ききれない孤立歯、梃出歯、叢生部などを効果的に磨くための専用道具である。

通常の歯ブラシでは孤立歯を磨く際に歯ブラシの腹の部分が咬合面にぶつかり、奥面が磨きにくい。ワンタフトブラシは腹の部分の毛束をカットした形状となっているため、より深く差し込むことが可能となっており、奥面をしっかりと磨ける。また、細い毛束のために叢生部の引っ込んでいる部分に確実にフィットさせ、しっかりと磨ける。

ワンタフトブラシの写真

ワンタフトブラシ

日本では3列に並んだ歯ブラシが主に使用されていますが、予防先進国の北欧スウェーデンではむしろこのワンタフトブラシがサブではなくメインで使用されているんです。

オーラルケア先進国であるスウェーデンで使用されているということで、高い信頼感がありますね。

この先端が尖っている形状によって細かい部分狙った部分の歯垢をピンポイントで落とすことが可能です。

だいたいの人の奥歯の溝は、食物を効率よくすりつぶす為に深くなっていますが、私は特に深いのかよく食べものが詰まっていました。
このワンタフトブラシを使うと詰まった食べ物もきれいに取り出すことができるので愛用しています。

歯磨きのためにいくつものケアアイテムを使うのはめんどくさいと感じる方が多いと思いますが、私は3列歯ブラシ1本だけで歯磨きするよりも早く口内をキレイにすることができるので、逆に効率がいいと感じています。

 

プラークが溜まる要注意ポイント!
  • 歯と歯の隙間
  • 歯と歯茎の間
  • 奥歯の溝

ワンタフトブラシはプラークが溜まる要注意ポイント全てに有効なので、1本は持っておくことをおすすめします。

【まとめ】歯ブラシだけではどうしてもプラーク除去は難しい

歯ブラシ1本だけでは、プラークを完全に除去することは難しいです。

毎日しっかり歯磨きをしても、同じ場所を何回も磨いていては歯周病予防効果は無く、むしろ歯を傷つけるだけです。

方法と道具をきちんと整えれば、同じ時間歯磨きをしても効果は段違いに変わります。

口腔ケア補助グッズをきちんと使いこなし、ただ長時間磨くだけの歯磨きは卒業。プラークを落とすことに着目した歯磨きで歯周病を予防していきましょう。

私はしっかり歯磨きをした後、歯周病対策に噛むサプリメントを食べて仕上げています。

仕上げのサプリメントの体験記はコチラ

夜寝る前に食べると翌朝の口臭が全然違うのでこちらも合わせておすすめです。