CMやドラッグストアなどで「歯周病を予防する」効果のある歯磨き粉を見たことがありますよね?

「歯周病が歯に悪いのは知っているけど、虫歯とどう違うのだろう」
「ちゃんと歯磨きをすれば大丈夫なんでしょ?」

なんて考えている人も多いと思われます。

しかし・・・

「きちんと歯磨きをしていたのに歯周病と診断されて歯を抜かれてしまった・・・」

という中高年も少なくありません。

歯周病と虫歯の違いをよく理解し、歯周病を徹底的に予防しましょう。

歯周病は80歳を元気に過ごすための最大の敵ですよ。

歯周病と虫歯の違い~似ているようで全然違う病気~

まずは歯周病のことについて、虫歯との違いを交えつつ解説しましょう。

歯周病とは、その文字の通り「歯の周り(歯を支える「歯肉」)の病気」になります。少し前までは「歯槽膿漏」と言われていましたが、言葉が難しく周知しずらいので歯周病という名前が一般化しました。

歯周病を放置すると、歯肉や歯槽骨という歯を支える部分が破壊されて歯がポロっと落ちてしまいます。

虫歯との違いは以下の通り。

歯の病名 原因となる菌 発症箇所 痛み 予防方法
虫歯 ミュータンス菌とラクトバチラス菌 ある 歯磨きの徹底
歯周病 グラム陰性菌など(以下「歯周病菌」) 歯を支える歯肉と歯槽骨 重度になるまでない 歯磨きで対策は可能だが「遺伝」で発症するケースもある

歯周病が引き起こす病気~放置は体を殺す~

「歯周病は歯が抜け落ちる病気なのか。今はいればとかが発達しているから問題ないね。」

私も昔はそう思っていましたが、それは間違いです。

歯周病を放置すると、歯肉にある血管から全身に行きわたり、様々な毒素を排出。
その結果、「命にかかわる病気」を発症するリスクが高まるのです。

日本歯科医師会が運営している「テーマパーク2080」というサイトを元に、歯周病が引き起こす病気を見てみましょう。

※記事中に出てくる死因の順位は「平成28年(2016)人口動態統計(確定数)」を元にしています。

いきなり心臓が止まる「心臓病」

心臓病といえば日本人の死因2位という怖い病気。
心臓血管外科医の渡邊剛 医師のサイトによると心臓病の種類は以下のようになります。

心臓病の種類
  • 心臓の弁が機能せず、血管が逆流する「心臓弁膜症」
  • 心臓の血液を送る脈が閉じてしまい突然死を引き起こす「心筋梗塞」
  • 大動脈ががんのように大きくなる「胸部大動脈瘤(きょうぶだいどうみゃくりゅう)」
  • 脳梗塞(のうこうそく)を引き起こす「心房細動(しんぼうさいどう)」
このうち、歯周病は「心筋梗塞」を誘発します。これは歯周病菌が血流を流れ心臓に到着。心臓の血管や内部に付着して炎症や脈を硬くする為。

心筋梗塞といえば漫画「デスノート」のように突然胸が苦しくなって死んでしまう病気。
歯周病を予防することは、心筋梗塞を予防できるのですよ。

寝たきりの原因「脳卒中」

脳卒中とは脳の血管が詰まったり、血管が破けることで起きる病気。日本人の死因4位にもなっています。

昨今の高齢者の寝たきりの「3割」もの人、全医療費の1割が脳卒中とのこと。

歯周病が糖尿病を引き起こす原因はですが、歯肉から歯周病菌が流れて血管に付着。最悪損傷させてしまい動脈硬化を誘発。その部位が「脳」で発生してしまった場合に脳卒中になってしまうのです。

肺炎

肺炎は風邪と症状が似ているものの、38度以上の高熱を引き起こし、肺や脳に大きなダメージを与える病気。日本人の死因第3位になっています。

歯周病が肺炎を引き起こすメカニズムですが、歯周病菌が唾液に混じり、飲み込むときに一部気管に入る。機関に入った歯周病菌が気管や肺の炎症を引き起こし、肺炎を発症させるのです。

心臓病や脳卒中を誘発する「糖尿病」

糖尿病はそれ自体は症状がおきません。怖いのは糖尿病が引き起こす「合併症」。
先ほどの「心臓病」「脳卒中」はもちろん、「失明」「腎臓病」「神経障害」など誘発してしまいます。

歯周病が糖尿病を引き起こした場合、「歯周病そのもの」と「糖尿病の合併症」の2つが心臓病と脳卒中を誘発するので最悪。

歯周病が糖尿病を引き起こす原因ですが、歯周病による炎症で生じた物質が肝臓や筋肉、脂肪の働きを阻害。代謝がうまくできず血中の糖分が上昇。糖尿病になってしまうのです。

胎児に障害が出る可能性のある「早産・低体重出産」

妊娠している女性の場合、歯周病が胎児に悪影響を及ぼす恐れがあります。

母体の血液から歯周病菌が胎児に入り込み、胎児の成長を阻害してしまうのです。
また、子宮の収縮を誘発して早産を発生してしまうことも・・・。

早産や未熟児は子供に不要な障害を持たせてしまう可能性があります。
女性の方は特に歯周病に気を付けたいですね。

【歯科医師会推奨】の歯周病予防方法

では、どのようにすれば歯周病を予防できるのでしょうか?

※先に宣言しておきますが、「歯周病を100%防ぐことは現状不可能」です。

予防の基本は「歯磨き」と「洗浄」

歯周病の基本的な予防は虫歯と一緒で「歯磨き」とその後の「洗浄」です。

歯周病はプラークという歯周病菌(グラム陰性菌)の集まりによって発生します。なので歯磨きをしっかりすればある程度は防げます。
歯周病予防向けのマウスウォッシュを使えばさらにいいですね。

歯医者の定期洗浄

ですが歯磨きだけでは完全に歯周病は防げません。

歯周病菌には「バイオフィルム」と呼ばれるバリアを持っている為です。
台所やお風呂のぬめりと同じメカニズムで歯に付着しています。

更に厄介なのが、バイオフィルムは「歯周ポケット」という歯と歯肉の「歯磨きではみがけない」場所に発生しやすい。

なので、歯周病の予防は「歯医者」さんが行う特殊な口腔洗浄が必須なのですよ。

保険で歯周病予防の口腔洗浄を行う場合、1000円以下で済むので「本気で歯周病予防をしたい」と考えているなら月に一回はすることをお勧めします。(※初診料や管理料は除く)

遺伝の場合はどうしても発生する

ここまで頑張っても歯周病を発症してしまう人が一定数います。
というのも、歯周病は遺伝する為。

また、年齢や生活習慣(タバコなど)によっても歯周病を誘発してしまいます。

先ほど「歯周病を100%防ぐことは現状不可能」と説明したのはこういった理由から。

この場合、「いかに悪化させずにいるか」が大切になるのです。

ところが、最近になって「歯周病菌を完全に殺す」効果のある新成分が発見されました。

マスティックガムを使用する

歯周病菌を完全に殺し、歯周病を完全予防かつ、歯周病予防を大きく変える可能性のある成分が最近発見されました。

その成分とは「マスティック」。

このマスティック(マスティハ)とはギリシャのキオス島にのみ自生している樹木であり、「人類初のチューイングガム」としても知られています。

そんなマスティックが近年、世界一の医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」にて「歯周病の改善に大きく貢献する」という論文を掲載。世界中で注目されたのです。

2018年の5月14日にはテレビ番組「世界の村のどエライさん」でも紹介され、マスティックガムの輸入販売会社が軒並み品切れになるほど。

日本でも最近になってマスティックガムが販売されており、私も使って歯周病を改善しました。

もし、興味のある方は私のマスティックガムの体験談を見て試してみるか考えてほしいです。

こちらのほうにより詳しい情報を掲載しております。