トラネキサム酸の写真

歯周病予防をうたった歯磨き粉などを購入したことがある方は、成分表示に「トラネキサム酸」と表記されているのを見たことがあるかもしれません。

トラネキサム酸は抗炎症作用があるアミノ酸で、薬用の歯磨き粉などに配合されることが多くあります。

内服としては歯科で処方されることもありますが、口内炎予防というよりは外科的な施術の際の止血目的で多く使用されています。

トラネキサム酸とは

トラネキサム酸(TXA)は人工的に合成されたアミノ酸です。
血液を溶解するタンパク質であるプラスミンの働きを抑える働きがあり、止血剤や抗炎症薬として使われます。

日本ではトランサミンとも呼ばれ、歯周病に効果的として歯磨き粉等に使われていますが、美白効果もある為化粧品等にも配合されています。

美白効果としては、シミ・肝斑改善薬「トランシーノ®」などが有名です。

トラネキサム酸が歯周病に効果的な2つの理由

歯周病を予防する効果

63人の健康な人を半分に分け、塩化セチルビリジニウム・トラネキサム酸を配合したデンタルリンスと配合されていない普通のデンタルリンスを4週間使用してもらったところ、プラーク抑制効果、歯肉炎改善効果があったとする研究があります。

そのことからトラネキサム酸の歯周病関連菌の殺菌効果やプラーク抑制効果は歯周病を予防する効果があると言えます。

殺菌剤である塩化セチルピリジニウムと抗炎症剤であるトラネキサム酸を配合した新しいデンタルリンスは, 有用度の高い歯周病予防効果 (プラーク抑制効果, 歯肉炎改善効果) を有することが示唆された。

抗アレルギー作用・抗炎症効果

トラネキサム酸が炎症を抑える図

引用元:第一三共ヘルスケア トラネキサム酸のチカラ

血液を溶解するタンパク質であるプラスミンの働きを抑えるので歯茎の腫れや出血を抑えてくれる効果があります。
口内炎や歯肉炎における炎症を抑える為、口内痛や口内粘膜アフターの治療によく用いられています。

トラネキサム酸の摂取量と摂り方、副作用はあるの?

副作用は無いとされていますが、トロンビンと呼ばれるたんぱく質分解酵素による止血治療を受けている方は使用禁忌です。血栓症、播種性血管内凝固症候群(DIC)、腎不全の治療中の患者なども慎重になる必要があるとされています。

これは服用の場合ですので、歯磨き粉などで使用する分には危険性は無いと言えます。

まとめ

トラネキサム酸の抗炎症作用は歯周病を予防し、歯肉炎や歯周病による歯肉の荒れを鎮めてくれる成分です。

歯周病に悩む方は、サプリメントや歯磨き粉で取り入れてみてください。
サプリメントの場合は美白効果というおまけもついてきますよ!

歯周病を防止する成分にはいろいろありますが、最近効果が発見された「マスティック」という植物の樹脂はテレビで紹介され話題になっているようです。

そちらも試してみましたので、興味がある方は合わせて読んでみてください。

マスティックホワイトを使えば歯周病も怖くない!